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Noel Gallagher待望のニューアルバム「Who Built the Moon?」によって"元Oasisの"は不要の産物に

Noel Gallagher's High Flying Birdsの待望のニューアルバムが遂にリリース!10回くらい通しで聞いたとろで思うところをざっとまとめてみようと思います。アルバム発売前にお披露目となった4曲の時点でファンの評価は真っ二つになっていましたが、結論から言いますと個人的には大満足です。これこの後も繰り返し聞いていたらソロでは多分一番好きなアルバムになるんじゃないかと。

第一聴目、Fort Knoxで幕を開ける。きっとツアーでもこの曲がオープニングで流れるのでしょう。これまでのオープニングチューンであったShoot a Hole Into The Sunも夜の廃れた数園地で何かショーが始まりそうだぞ、というような雰囲気が大好きでしたが。ステージは暗転、突如鳴り響くサイレンともとれるような音にドラムが続き、サイケデリックな光がステージを照らす。"You gotta get yourself together ! "が繰り返される頃にメンバーがご登場。うーん想像しただけで痺れますね。

間髪入れずに今度はホーンが鳴り響く。このつなぎは最高でしたね。アルバムの1つのハイライトではないでしょうか。Holy Mountainをはじめて聞いたときは正直「!?!?!?」て感じでしたが、今ではシングルカットも納得です。なんかクセになるんですよね、何回も聞いてしまいます。本人曰くこれまで書いた曲の中でも最高傑作のひとつで大変お気に入りだと。(新譜の度に同じようなことを毎回言っている気がする、というのは触れてはいけません。)

さぁついに未発表曲が!いやーーたまらんイントロですね。のっけからかなりのハイトーンで歌い上げます。ボーカリストとしてのさらなる飛躍を感じた1曲で、これまでにない新しい曲調です。Noelの新譜が出るたびにあちこちで何っぽいとかがよく話題になりますが、このKeep on Reachingにはストーンズや最近のQueens Of The Stone Ageぽさを感じました。

そしてライブではひとあし早くお披露目されていた2曲が続きます。まずはIt's a Beautiful World。一番サビがわかりやすく耳にも残りやすい曲ではないでしょうか。ただ音にはすごいこだわりが感じられます。いろんな効果音が使われています。一筋縄ではいかないサウンドです。是非良いオーディオで聞いてほしいです。サビで一気に視界がひらける感じ、そしてまさにキラキラなサウンドがたたまりません。

She Taught Me How to FlyはもうNew Orderですよね、本人も言ってましたが。CeremonyとかAge of Consentとかあの辺の雰囲気を感じます。ベースのサウンドとか特に。ポップでアップテンポな曲調が気分を明るくしてくれます。

Be Careful What You Wish For。 今度はDig Out Your Soulに入ってそうな曲がやってまいりました。これもサウンドがすごく面白いですよね、細部にまで耳を凝らして聞いてほしいです。(Get off your) High Horse Ladyが好きな自分にはお気に入りの1曲ですが、"Oasis"ファンにはお世辞にも受けが良い曲とは言えなさそうですね。

一番Oasisっぽい曲Black and White Sunshine。かわいいベースフレーズから曲は始まります。続いて繰り返されるギターフレーズ、どっかで聞き覚えがあるような気がしてやっと思い出したのですが、Beady EyeのGirls In Uniformに少し似てません??ずっとはっきりしなくてやっと思い出してすごくすっきりしたっていう話でした。

このアルバムインストが2曲入ってます。「インスト2曲もいらん」とか言ってる人結構みかけますが、どちらも2分ちょいですよ?取り立ててすごい曲ってわけじゃないですがアルバム全体としていい流れを作っているように思います。Kasabianとかもアルバムの途中でちょっとしたインストはさんだりしてるじゃないですか?そりゃPink Floydばりに10分越えのインストをアルバムにブチ込んできたら「おいおいちょっとそれは・・・」ってなりますけど。

Johnny Marrがギターとハーモニカ!で参加というIf Love Is The Low。曲中ずっと奥のほうでなっているベルのおかげでクリスマスソング感が半端ないです。すごいポップな曲調で、お気に入りという人も結構見かけますね。ハーモニカも曲にマッチしていて素敵です。Marrがハーモニカ吹き鳴らしているところ是非見てみたい。

そんなハッピーな余韻を引き裂くかのように今度は重厚なサウンドがのしかかってきます。これまた今度はハロウィンぽいんですよね。クリスマスからハロウィン、時期的には逆ですが(茶化してるわけじゃないです)。おまけに歌詞までハロウィン感が。。You and I, spider and the fly , will meet the shadows fall (君と僕、クモとハエ、闇に覆われた場所で出会う) ね??笑

ボートラはDead in The Water。マジでいい曲なんですが、このアルバムの最後に入れちゃうのはどう??しかもきちんとしたスタジオバージョンじゃないし、個人的にはなんかもったいない気がします。これぞNoelというような王道曲。次か、その次くらいのアルバムで原点回帰してそこにちゃんとした形で入れてほしかった。これ最後に入れたことでどうしても「やっぱこれが一番良い」とかいう輩がでてくるんですよね~何か少し残念な気がするんです。せっかくこれまでとは全く違ったアプローチでNoel本人にとって新境地を開拓する素晴らしいアルバムができたのに、最後のボートラでどうしても過去にとらわれる人が出てきちゃいますからね。大丈夫ですよ!そのうちまたみんなが待ち望んでるようなアルバムも出してくれるはずです。取り合えずOasisは一旦忘れて、この新しいアルバムを存分に楽しもうではありませんか。もはやNoel Gallagherの前に"元Oasisのー"は完全に不要な産物となっているのですから。