UKロック好きの呟き

主にUKロック関連情報をご提供。コメント大歓迎/お話ししましょ~

【スポンサーリンク】

All Points East 2019 @ Victoria Park London

ロンドン東部、ビクトリア パークで開催された、All Points East 2019へ参加。
周辺地下鉄駅からも徒歩でアクセス可能な都市型のフェスだ。
公園は大きな池や緑に覆われており、非常にのどかな雰囲気。

f:id:the-moonlight-driver:20190527181339j:plain
大小5つのステージから構成され入場口入ってすぐの場所には小規模テント型ステージ、中型ステージが配置され、バーや屋台が並ぶコーナーを抜けて3分ほど歩くと、一番大きなメインステージへアクセスができる。
初日はケミカル ブラザーズがヘッドライナー。ただしちょっとした個人的トラブルによりケミカルは泣く泣く見ることができず…笑
ということで、この日のベストアクトは問答無用でHot Chip。
地元ということもあってか、びっくりするぐらいの盛り上がりだった。
最近の公演でみられたカラフルな統一衣装を身にまとっての登場。
ださカッコイイとはまさにこのこと。

f:id:the-moonlight-driver:20190527183028j:plain
割と淡々と演奏を進めるイメージがあったのだが、客の高いテンションもあってか、メンバー全員笑顔も多く、MCも結構あったりして意外だった。
ボーカルのアレクシスは生で見るとよりチャーミング。ギターとチープなシンセサウンドが織りなす音のバランスも素晴らしく、誰もが体を動かさずにはいられない、そんな雰囲気であった。大ヒット曲「Over and Over」や「Ready for the Floor」の盛り上がりはもちろんのこと、一番びっくりしたのがBeastie Boys のカバー「Sabotage」だ。
この曲だけ激しくヘドバンするノリになっており、客の熱狂ぶりもすごかった。改めてBeastie Boysのイギリスにおける偉大さを再認識させられる。
ちなみに快晴のなか終えたHot Chipのあと、Chemical Brithersが始まるまでの1時間の間に土砂降りの雨に降られることになった。ここはロンドン、仕方がない…

さて続いて2日目だ。唯一早々に売り切れとなった日。もちろんThe Strokesがいるからだ。かれこれ10年以上ファンなのに、日本に来ること自体がレアなためなかなかタイミングが合わず見ることができていなかった。イギリスでも4年ぶりの公演。英国のファンも待ち望んだ1日となっただろう。
この日は一番大きいステージにはりついてJohnny Marr→Raconteurs→Strokesという流れ。たまらない。
まずはジョニー マー様。スミスやモリッシーのTシャツをまとった人たちもどっとステージ前方へ集結。セットリストはフェス向けで約半分はスミス曲だった。
何度聞いても、彼のギターサウンドたまらない。美しい。
そして最近やったりやらなかったりしている「This Charming Man」、聴けて良かった。あのギターリフをちょっと弾いて大歓声が上がったとともに、すぐにやめて”Calm Down ! ”と一言。観客をおちょくってみるお茶目な一面をみることができた。最後はお決まりの「There is a Light that Never Goes Out 」の大合唱で終了。

f:id:the-moonlight-driver:20190527191239j:plain
さて続いてはRaconteurs。赤坂でみたばかりなのに、また見ることができるとは何たる贅沢。ニューアルバムは発売前だが新曲もしっかりファンの間に浸透しているのが印象的だった。ジャック ホワイトはこの日も絶好調。ミュージックビデオが日本で撮影され、先日発表になったばかりのニューソング「Help Me Stranger」もお披露目。
ラストを飾る「Steady as She Goes」ではベースのリフから大合唱笑。
往年の人気曲から新曲まで密度の濃い文句なしの1時間だった。

f:id:the-moonlight-driver:20190527191210j:plain

完売しているだけあって昨日より人の密度が違う。
いよいよThe Strokesのお出ましだ。早々に前方はかなりすし詰め状態だったため、ラカンターズ終了後からさらに前へ前へとは突入せずにみることを決断。
約1時間のセットチェンジを経ていよいよストロークスが登場。
あのバンド名ロゴがステージ上に映し出され、すごい歓声。
しかし、、1曲目「Heart in a Cage」が演奏されると同時に周囲にななんとも言えない微妙な空気が漂う。びっくりするほど音が小さいのだ。まぁ、1曲目だから致し方なしか、すぐ調整されるだろうと思っていたところ次の曲でも音量は変わらない。
すると2,3曲目あたりから曲が終わるごとにブーイングと「Tutn it up ! Turn it Up ! Turn it Up!(音量あげろ!)」の大合唱が自然発生。あちこちから「I can't  fu〇〇in hear you!!」、「Louder ! ! !」的なヤジがあがる。私も意気消沈である。。
しかも、これまでどのアーティストでも満足だった音のバランスもひどい。
ギターも聞こえたり聞こえなかったり、肝心のジュリアンのマイクボリュームもほんとに小さい。MCで喋ってる声も聞き取れないぐらいで、すぐ後ろの女性も「Sorry but pardon Juliaaan ?!」と叫びだす始末。スピーカーにほど近い中央のかなり前のほうはそれなりに盛り上がっているようだったが…それ以外はとても音楽を楽しむという雰囲気は感じられず。中盤以降、私がいたよりもさらに前方からも、会場を後をする人がかなりいたのが、いかに音響が全体として悪いものだったかを物語っている。
私もそんな後ろにいたわけではないし、端っこのほうにいたわけでもない。
結局最後まで音の問題は解決せず、まったく楽しめないまま終演を迎えてしまった。
翌朝Twitterを開いてみると、案の定炎上している。私も日本からわざわざ出向いたわけだが、同じように世界中からストロークスを目当てにファンが駆けつけており、音響に対する不満から、「このためにわざわざ〇〇から来たのにどうしてくれる!」「返金しろ!」などなど…
コーティナーズのリアムもストロークスを見に来ていたらしく、Twitterでブチ切れ。

あまりにこうした声が多かったからか、公式Twitterもこれに関する声明を投稿。


直接の謝罪はないが、音響への不満の意見が多いことに遺憾の意を表するといった形。

とにかく残念なライブにはなったが、ある意味でレアな体験をした。
今度ストロークスを見れるのはいつになるか分からないが(果たしてもう一度見れる機会は来るのだろうか…)、今度は万全な状態で彼らを見たいものだ。