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Hot Chip「A Bath Full of Ecstacy」【アルバムレビュー】

Hot Chip待望の新作、「A Bath Full of Ecstacy」のレビュー。
1曲目は発売前にミュージックビデオ付きで公開された「Melody of Love」。
これだよこれ、本当にホットチップは裏切らない。切なさとキャッチーさの絶妙な融合。愛のメロディ、愛のメロディ・・・ポップな曲だけど冒頭からHave you left space for me in this life? Cos there are voids into which we cannot dream in this life.「君の人生に僕の居場所はあるのかな?だってこの人生、夢見ることができないぐらい虚しいんだ」で始まるんだもん。
続いてライブではすでにお披露目されていたが、初めてスタジオ音源を耳にする「Spell」。かなり期待値が高かったがこれはかなり癖になる1曲。”Like a spell you are under”のフレーズが耳から離れない。。きっとCurse(呪文)にかかってしまったのだろう。個人的にツボなのが1回目のサビのあとGive me your hand~♪ and your comand~♪
へつながる部分。わかる人いるかな?
3曲目、いきなりSEKAI NO OWARIっぽい感じで始まる笑(あまり詳しくないんだけどちょっとだけわかる人がいてくれればそれでいいですわ)。ただそれっぽいのは一部だけでその後はなんとも心地良い浮遊感に覆われる佳曲。「Bath Full of Ecstacy」とアルバムタイトルになる曲だけあって、アルバムのアートワークにもピッタリな感じ。
因みに歌詞は今作で一番好きかもしれない。
「Echo」もHot Chip節がさく裂している1曲。”Leave you past behind,Just an echo,nothing to regret,no”「過去なんて忘れちゃえ、ただの残響さ、悔いる必要なんてない」そういうことだ。嫌いな人の戯言もみんな”残響”だということで、皆さんホットチップを聴いて前向きに生きていきましょう。
「Hungry Child」はもうすでに聴きまくってたので、良いのはわかりきってたが。
公開されてたPVが物語仕立てでセリフシーンが結構含まれてたのもあり、1つの曲単体として通しで聴くのはこれがお初。やっぱ癖になるなーー。コーラスもたまらん。
”Been trying hard to pull you back, all my life, it's momentary”が頭の中をグルグル。
今作で一番衝撃だったのが「Positive」。ジョー氏いい仕事しますな。。
割と色々な展開を見せるプログレッシブな感じなんだがキャッチーさを全く失わない。
やや陰気な歌詞なのに、彼らの手にかかれば聞いた後に残るのは何となくの幸福感だ。流石である。
7曲目「Why Doese My Mind」は今作で唯一ホットチップ単独でプロデュースされたらしい。La Dusseldorfを感じるスペーシーな1曲。
みごとなつながりでこれまたスペーシーな「Clear Blue Skies」。"スペーシー"って何となく使っているけど何となくわかって下さるかな…今作では一番キャッチーではない曲かもしれないけど、一番 ”聞けば聞くほど系” だ。
そして悲しいかな最終曲「No God」でアルバムは締めくくられる。ピアノと打楽器系の軽快な音、裏でなり続けるシンセサウンドに教会音楽を思わせるメロディとアレックスの歌声。美しい雰囲気の曲だが、カオスも感じる。ピアノサウンドに合わせて脳内でストーンズの「Sympathy For The Devil」のフーフー♪フーフー♪が再生されてしまうのは僕だけだろうか。

間違いなくホットチップ至上一番、聴いた後に多幸感に包まれるアルバムだ。
個人的には彼らのベストとして皆さんにも推薦したい。
今から10月の初単独公演が楽しみで仕方がない。