UKロック好きの呟き

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サマーソニック フェスティバル 2019 【レビュー】

ミッドナイトソニック明け、自宅に帰ってひと眠りした後、まだ不思議で幸せな浮遊感に包まれた状態で綴る。。
台風10号の影響も心配された中、ビーチエリアの封鎖というアクシデントはあったものの、幕張周辺は曇り空に少しつ強いぐらいの風がむしろ心地良い、この時期にしては恵まれ過ぎといっても過言ではない天候。外よりもむしろ屋内ステージのほうが蒸し暑く感じられた。
私にとってのオープニングアクトはSam Fender。アルバム発売前ながらもUK本国では今年冬のツアーですでに完売の日程を出すまでの人気を誇る新人アーティスト。
魅力的な特徴はなんといてもその歌声である。特徴のある声質は1度聞いたら忘れられないインパクトをもつ。初来日、恐らくアジア圏でのライブもほとんど経験がないであろう中、多少硬い印象を最初受けたが、サム「今までで一番暑いギグだよ笑」、女性客「Stay hydrated(水飲んで)!!」のやりとりで笑顔が見られて以降、軽く客をいじったりしながら本人も楽しそうに演奏をしていた。個人的なベストは「Dead Boys」。
鳥肌ものであった。是非次は単独に期待したい。それまでは来月発売予定のデビューアルバムをじっくり聞きこんで待つとしよう。

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お次はPale Waves。サムフェンダー⇒ペールウェーブスの流れはナイスである。
非常に一体感ある暖かい雰囲気がソニックステージを包んでいた印象だ。
サムフェンダーがTシャツ1枚で汗だくになりながらライブしていた中、ペールウェーブスのヘザーはまさかのレザージャケットで登場である。見ているこっちが暑いので早く脱いでほしいと思っていたが約40分レザージャケットを着たままお帰りなさった。
あのルックスも相まって本当にどこか違う星から来られたのではないかと勘繰りたくなったほどである。とまあそんな話は置いておいて。今回のライブではヘザーのフロントウーマンとしてのカリスマ性、魅力がさらに増していたのが印象的だった。途中フロアレベルまで降りてきて観客の中に身を乗り出したり、しきりにステージを右へ左へ移動し、観客を煽る。次は是非新曲を引っ提げて来日してほしい。

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マリンステージへ移動。本日の目玉The 1975待機で遠巻きながら初めてWeezerを見る。正直Weezerは全く聞いたことがなかったのだが、流石ライブ達者な印象で私みたいな人間も楽しませていただいた。Totoの「Africa」のカバーもすごく良かった。
お待ちかねのThe 1975。完売しているだけあってすでにすごい人の数だ。幸いかなり前のほうに陣取ることができる。ずっと曇っていたのが多少夕日が差し始めて、良い雰囲気。登場曲「The 1975」が流れる。数え切れないくらいライブを見てきたが、このステージインの光景はちょっとこれまでにないぐらい鳥肌ものだった。地蔵が心配などの声があがっていたが、「Give Yourself Try」が始まった瞬間、自分の周りはものすごいモッシュ、ジャンプと合唱。正直こんな感じになるとは思っていなかったので嬉しい誤算。ちょっと申し訳なく感じるくらい、かなり面食らったようなB'zのファンと思しき方を何名か見かけた。興味ないアーティストで最前エリアまでくるとこういうことになりうるという教訓にしていただければいいのかなと思う。1曲終えて黒いパーカーを脱いだマットが、ライドのアルバム「Nowhere」Tシャツ着てたのに一瞬ちょっと周りがざわつく笑。改めてライブフォトを見ても面白い。このTシャツ、かなり高騰しそうである。話がそれた。それ以降はもう聴きたくて聴きたくて仕方なかった曲のオンパレード。申し訳ないが彼らのライブを言葉でうまく説明できる能力を持ち合わせていない。あの時間、あの空間にいた人が感じ共有することのできる、今自分はすごく特別なものを見ているという感動。過密日程のなか、蒸し暑い真夏の日本でしょっぱなから飛ばしすぎたのか、終盤の「Sex」と「The Sound」ではもうフラフラで満身創痍といった感じのマシュー。熱中症でぶっ倒れたりしないか心配になった。最後はTシャツまで脱ぎ捨てて上裸に。セクシーなお姿を拝めて感激な女性ファンも多かったことだろう。普段からステージに倒れこんだりすることは見かけるが、本当無理はせずに体には気を付けてほしいものだ。そういう何処か不安定さや、脆さを兼ね備えるところが彼の強い魅力の1つなのは間違いない、そう再認識させられた。最後の「The Sound」では「トーキョーー!!イチ、ニ~、イチ、ニ~ファッキンジャンプ!!!」と力強く客を煽り、マリンスタジアムは巨大なダンスフロアと化した。

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すごいものを見た。その多福感につつまれながらソニックステージへ歩む。Two Door Cinema Clubを見るためだ。同じルートをたどった方は結構多かったのではないだろうか。開演には絶対間に合わないし、マリンの混雑を抜けてソニックステージにつくころには3分の2か最悪半分くらい終わってるかもしれないと思っていたが、幕張屋内の階段を下りているとき、音漏れで聞こえてきたのは「アッウー、アッアッウー、アッウー、アッアッウー」。その瞬間私と連れを含め周りの数名が一斉に走り出したのには不思議な一体感があって面白かったw。最近のセトリを見る限り間に合わないと思っていた「I Can Talk」が聴けて大満足。思い切り彼らの音楽で体を動かすには丁度良い密度で埋まったソニックステージ。前方から後ろのほうまでみんな、思い思いにダンスダンス。やっぱり「What You Know」の盛り上がりはすごかった。新譜から「Satellite」や「Dirty Air」もライブ映え◎。

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私のサマソニ最後を飾るのはMGMT。セカオワや韓国の音楽グループ?のファンばかりという前情報をうけ不安に思っていたが、確かに…手持ち小型扇風機、顔写真付きうちわ(アンドリューの写真でないことは言うまでもない)と、何かよくわかんない光る物体を持った女子率の高いこと高いこと。いざ開演し不安は現実のものに。退屈そうにしたり、スマホの画面に夢中なやからも散見。このような連中にははじめから他のアーティストに対するリスペクトなんぞ期待しても無駄だと思っていたので視界からなるべくシャットアウトするようにしてMGMTを楽しんだ。皆さんもそんなものにイライラを募らせるぐらいなら、無視して楽しむように努力したほうが良い、もったいないぞ。それでも前方にはぽつぽつと熱狂的なMGMTファンが固まる一体があり、周りの若干冷めた?視線を受けながらも笑、ライブを盛り上げる。考えてみてほしい、アイドルグループやセカオワファンの女の子たちにかこまれて、MGMTの音楽に意味不明なスクリーン映像、深夜の狂ったテンションで盛り上がっている一部ファン。ある意味最高ではないか。最後の最後にこの日最もクレイジーな時間が待っておりました。ラストの「Kids」では抑圧されたファンの暴動ともいうべき、モッシュが勃発。私の後ろからも今まで何してたんだというぐらいファンが押し寄せてくる。いきなりの出来事に地蔵よりタチの悪いレディーたちもさぞかし困惑していたであろう。何とか一矢報いることができたのではなかろうか。(なんのだ)

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