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Courteeners「More. Again. Forever」【アルバムレビュー】Mapping The Rendezvous

Courteenersが前作「Mapping The Rendezvous」以来約4年ぶり6枚目のアルバムとなる(気づいたら6枚目!俺も年をとるわけだ)「More. Again. Forever」をリリース。
ほとんどの曲が3分台、トータル10曲とコンパクトにまとめられた今作は、彼らのアルバム史上最も通しで聴きやすい傑作アルバムと言ってよいだろう。
リアムのボーカルは生々しさがパワーアップし、サウンドはストリングからシンセサウンドまで多様性に富んでおり、前作を優に超えてきた。
Heart Attackは後期のDavid Bowieを感じさせるサウンド。リアムの声もところどころボウイっぽく聴こえなくもない?今作で一番初めに公開されたHeavy Jacket、歌詞の韻の踏み方がクセになる。音の部分でも細かい味付けが色々されていて聴いてて飽きることがない。More.Again.Foreverは言ってしまえばこれまでで一番彼ららしくない曲かもしれない。かくいう私も初めて聴いたときはイマイチな印象だったがアルバムの中に入っているとかなり良いアクセントになっているのが良くわかる。終盤はがっつり電子ピコピコ音を取り入れていて、メロディ的には少し単調に思えてもしっかり展開がある。
割とダンサンブルな3曲のあとに続くのがこってり歌謡ソング2曲。Better Manは秀逸なメロディが印象的なキラーチューン。やや悲しげなメロディラインに乗せて「何とかしてもっと良い男になろうとしてるんだ」そう歌い上げるリアム。アルバムのレビューをざっと見渡すと特にファンの評判がよさげなのがHanging Off Your Cloud。ピアノとストリングスを取り入れた壮大なバラード。PVはちょっと意味不明。最新のライブではこの曲でリアムはギターを置きマイク片手に歌い上げる姿が。新しいアンセムとなるか。アルバムでは前半に先行公開されていた曲が集まっており終盤にかけて失速しないかどうか、、そんな心配を払拭させてくれたのがPrevious Parties。New Orderを感じさせるシンセサウンドも取り入れた良曲。この辺でこのアルバムはものすごい傑作のにおいがすると感じはじめる。このアルバムで一番面喰ったのが続くThe Joy Of Missing Out。Two Door Cinema Clubバリの疾走感と爽快感にあふれ、これまでありそうでなかった一曲だ。サビもものすごく良い。。One Day At A Timeは、Beautiful Head→Most Importantと受け継がれてきた系統。サウンドや展開も似ていて新しいところはないんだけどこれもまたサビが良い。Take It On The Chinではリアムお得意のハイボイスとローボイスのミックスが聴ける。雰囲気的には前作に入ってそうな曲調。
最後はしっとりとIs Heaven Even Worth It ?「天国にはそれほどの価値があるのか?」。もうね本当にしっとり、これ本当にコーティナーズ?って感じなのだが良い曲なんだから許す。ここでもストリングスを印象的に取り入れている。

4年という割と長めの歳月をかけて作りこんだのがひしひしと感じられるバラエティに富んだ傑作アルバム。キラーチューンという面だけでは他のアルバムに譲るかもしれないが、アルバムとしての総合的な出来は最高傑作と言って過言ではないだろう。
これらの新曲群が恐らく今後発表されるであろうUKアリーナツアーでどのように化け、ファンに受け入れられていくのが楽しみで仕方がない。そして自分もその場にいられるよう願って止まない。